“文学少女”と神に臨む作家 上


あらすじ

「わたしは天野遠子。ご覧のとおりの“文学少女”よ」――そう名乗る不思議な少女との出会いから、二年。物語を食べちゃうくらい愛するこの“文学少女”に導かれ、心葉は様々なことを乗り越えてきた。けれど、遠子の卒業の日は迫り、そして――。

感想

というわけで、文学少女シリーズ最終巻の上巻。
もうね、心葉くんがヘタレすぎてどうしようかと思った。
いや、一人でヘタレる分には一向に構わないんだが、琴吹さんがあまりにも不憫で(つД`)



それから、流人くん邪魔しすぎだ(笑
心葉くんがもうちょっとしっかりしてくれれば良かったわけなんですが、ほんと、どうしてあんなに流されてしまいますかねぇ。(そこが良いのか?




まあそれはそうと、最終巻ということで遠子先輩や両親の話にもスポットが当てられていきます。
今回はジッドの『狭き門』がテーマとなりながらストーリーが進んでいきますが、最後の叶子さんから結衣さんへの手紙は「えっ!?」って感じでした。
下巻でどう繋がるのか物凄く気になります。



そして、ラストの琴吹さんがもう最高でした
あれはまさに女神ですよ、女神。
男なら一度くらいあんなシチュエーションに遭遇してみたいものです。


総括

よく分からない感想になってしまいましたが、琴吹さん最高!
下巻にも期待。

適合度:★★★+