- 作者: 杉井光,岸田メル
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/06/10
- メディア: 文庫
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あらすじ
冬の事件の後遺症で、記憶を失った彩夏が戻ってきた。
ぎこちない関係のまま、ナルミは彼女と園芸部の活動を再開するが、ある日生徒会長に呼びだされ、こう告げられる。
「園芸部は廃部にするから」
廃部の理由である、設立時の怪しげな経緯を調べるうちに、四年前の不可解な生徒死亡事件が浮かび上がる。その容疑者はテツ先輩だった。口を噤み協力を拒むテツ先輩とニート探偵団を敵に回し、アリスとナルミは捜査を始める。はたして事件の真相は、そして園芸部の存続は――?
感想
アリス、俺だ!! 結婚してくれ!!(マテ
…あのカラーページのアリスは可愛すぎだろ。(もちろん本編も
そんなわけで積み本消化中。
直前に「さよならピアノソナタ」読んでいたから、主人公のキャラが凄く被っているんですよね。しかも、どちらも頼りないのにフラグ立ちまくりだから実に妬ましい妬ましい。
…さて。
いや、実は3巻って長い間積んでいたので、ストーリーをかなり忘れてて非常に困りました。1巻とか読み直したくても、どこに埋もれたか分からないのでどうしようもなかったわけですが…。
まあ、それはどうでもいいとして感想を。
この小説に登場するニート達ってダメ人間ではあるけどいい奴ばかりなんですよね。
「他人の心配しかしないんだよ。自分の心配ができるやつなら、あんなゴミ溜めに居着いたりしない」
こんな感じにミンさんが言ってますが、だからこそ良いというか、ほんと憎めないんです。そして、こういう彼らだからこそ、テツ先輩が隠していた事件の真相が明かされたときは胸を打つものがありました。
「さよならピアノソナタ」もそうですし、杉井光さんの作品は本当に良いですよ。
そういえば、エンブレムのMGCって何の略だっけ?
1巻とか埋もれているから確認できねぇ…。
総括
人の温かさというかそんな感じのが凄く心地よい作品。
あと、アリスのツンデレも素晴らしい。
続編期待したいんだけど、打ち切りじゃないよね…?
適合度:★★★+