- 作者: 土橋真二郎
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2010/03/01
- メディア: 文庫
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- 発売日: 2010/03/01
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あらすじ
──誰かが言った。この二つには共通点があるのではないか。
一つは時折マスメディアをにぎわす集団自殺のニュース。そしてもう一つは人間が殺し合う娯楽ビデオが存在するという都市伝説。
出会いや遊びが目的のオカルトサークルに所属する福永祐樹は、ネットで偶然見つけた自殺サイトに興味を持ち、 集団自殺の現場となったというある廃墟にたどり着く。 だが祐樹が目覚めた時、彼を含むサークルメンバー11名は密室に閉じ込められていた……。
とりあえず
未読に人は特にネタバレ注意
感想
評判良さそうなので一気に読んでみました。
うん、いつもの土橋作品でした。
「扉の外」好きな人ならお勧めですね。
今回も相変わらず密室とカロリーメイトです。(笑
ベースにしている話は人狼でしょうか。
人狼はよく分からないんですが、仲間の中に裏切り者(魔物)がいるという設定で、その魔物を見つけない限り仲間が次々と死んでいくというゲームが行われる話です。
魔物が誰なのか分からないず、徐々に犠牲者が増えていって皆が疑心暗鬼になっていく描写は相変わらず凄いです。また、ゲームのルールも巧妙に出来ていて主人公たちの考察と相俟って本当に引き込まれる話でした。
途中のミスリード(?)は引っかかりましたね。(苦笑
藍達と同じこと考えてましたよ。
そのあとの魔物の正体分かるまでも、本当にそうなのか不安なまま読ませられました。
そして、魔物が分かった後の魔物が犠牲者を選んだ基準の話とかちょっと切なかった…。
あと、最後で○○が生きていたのは嬉しかったものの、それはありなのかと思ったり思わなかったり。
総括
藍可愛いよ藍。
適合度:★★★++