第九回、KEYBOARDMANIA


どんなゲームだったか?

KEYBOARDMANIAというゲームがあったことを知っている人は現在ではかなり少ないんじゃないでしょうか?

ギタドラなどと同じく、文字通り楽器のキーボードの演奏を模したゲームがあったんです。

一部では非常にコアなファンを獲得したゲームではあったんですが、なにしろ敷居の高さと難易度の高さでユーザーを獲得できずに3作品で開発が終了してしまった不遇の作品だったりします。

詳細はニコニコ大百科Wikipediaに詳しい記事があるので、ここでは当時の様子などを中心に書こうかと思います。


ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/keyboardmania

Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/KEYBOARDMANIA


遊び方

1画面に24鍵盤のキーボードとホイールが付いた2画面で1つの筐体となっていて、片方だけで遊ぶシングルモードと両方使用するダブルモードがありました。

(参考↓)
http://www.konami.jp/am/keyboard/howto.html


実際にプレイするとこんな感じです(シングルプレイ)↓



システム的な話

基本的な遊び方はbeatmaniaなどと同じように上から落ちてくるチップを判定ラインのところでタイミングよく押す方式でした。

ただ、クリア方式がゲージ70%以上であることと、しかもプレイ中にゲージが0になった場合は途中退場させられました。


また、鍵盤をずっと押し続けるロングチップはこの当時では他の音ゲーには無いものでした。(DDRのフリーズアローも登場したのはこれよりずっと後)

でも、フリーズアローやギタフリXGのチップと違って、チップを離すタイミングにも判定があったことと、押している間は1度でも離すとミスになる仕様だったのでかなり難しいものでした。。




実際どうだったか?

とにかく難しかった

この一言に尽きます。


1stはまだ慣れればどうにかなるんですが、その慣れるまででもかなり大変でした。

実際に、鍵盤というありふれた見た目に騙されてプレイした結果、手も足も出ずに退場させられたプレイヤーを何人も目撃しました…。

同じく難しいと言われていたドラムマニアはまだBSC譜面などが充実していたから良かったんですが、キーボードマニアの場合は曲も少なかったので慣れるのが大変でした。


あと、やはりピアノ経験者にはかなり有利なゲームだったようで、そのあたりの格差が大きかったのもこのゲームの特長だったように感じます。




恐怖のダブルプレイ

私も何度か挑戦したことがあったんですが、次元が違うと思って諦めました

なんというか、覚えゲーの類になるので、ゲーセンでやるものじゃないんですよ。

どのくらい恐ろしいものなのかというと、↓の01:15以降をご覧ください。



…でも、1stはこれでもかなり弾きやすく作られているんですよね。

2nd以降は本気でユーザーを殺しにきますから、尚更性質が悪いです。

一応、参考までに3rdと2ndのダブルプレイ↓




曲的な話

私はよく知らないんですが、キーボードマニアの曲は元ネタとかいろいろとあるらしく、分かる人にはかなり面白いらしいです。

あと、曲としても非常に完成度が高い曲が多いので、ゲームを知らなくても聞くことをお勧めです。


また、個人的には村井聖夜さんを知ったのもキーボードマニアのMighty Guyからでしたね。






あとがき

こんな感じですかね。

個人的には好きなゲームだったので復活して欲しいところだったりします。

この当時は最難関ゲームなんて言われていたりしていましたけど、今復活すれば弐寺ユーザーあたりならついてこれそうな気がするから大丈夫なんじゃないかと思うんですけどね。



このゲームが気になる方は、ドレミマニアというシミュレーターっぽいものがありますので、電子ピアノやMIDIキーボードなどがあれば遊ぶことが出来ます。

このブログでもデータを公開していますので、宜しければ遊んでやってください。(宣伝)


次回は、私は殆どプレイしたことが無いKEYBOARDMANIA 2nd を予定。