PCのトラブルもある程度片付いたので、ここでまたちょっと趣味の方に走らさせてもらおうかと思います。
結構前にLinuxディストリビューションのZorin OS 9の紹介をやったことがあったんですけど、最近調べてみたら、去年11月くらいにZorin OS 12が出ていたみたいなので、仮想環境で動かして簡単にレビューしてみようかなぁと思います。
本当はZorin OSのレビューはやらないで、またあれをやるつもりだったんですが、今回Zorin OS 12を動かしたときにいくつかトラブルがあったので、その対処法方とかの覚え書きとしてレビューという形式で書いてみることにしました。
ちなみに、私、こういう話を何回か書いてはいますが、Linuxに関してはど素人ですので間違ったことも書くかもしれませんが、その点はご容赦下さい。
今回書く内容は、「Zorin OS 12の外観」、「日本語入力設定」、「ファイル共有(マウント)」についてになります。
Zorin OS 12の外観
今回もVirtualBox立ち上げて、その中にインストールします。
今回はPCのHDDとメモリを増設したこともあり、仮想HDDは50GB、仮想メモリは3GBを割り当てました。
尚、VirtualBoxのバージョンはアップデートせず、4.xをそのまま使ったんですが、これが後で悲惨なことになる原因になります。(詳細は「ファイル共有」で)
とりあえず、インストールしたのがこちら。
インストール自体については特に問題も発生しないので手順などは省略します。
見た目ですが、バージョン9のときのようなサイバーっぽさがちょっと鳴りを潜めて落ち着いた感じになったような気がします。
あと、バージョン9のときの背景画像が個人的に好きだったんですが、今回は自然風景の写真になってますね。
インストール時の言語選択で「日本語」を選択してインストールしましたが、メニューなんかを見てみると、英語と日本語が混在しているような感じなので、あとから設定で言語の追加インストールなんかが必要です。(詳細は「日本語入力設定」で)
ちなみに、この時点で日本語の表示はされますが、日本語入力は一切出来ません。
そういえば、WEBブラウザが今まではFireFoxがデフォルトでインストールされていましたが、このバージョン12ではChromiumがインストールされていました。
日本語入力設定
Zorin OS 10くらいまでは特に日本語入力の設定をやらなくてもデフォルトで日本語が入力出来たという話も聞きますが、私がZorin OS 9入れたときは出来なかったような記憶もあります。
そのときどうやって設定したかなんて忘れてしまったので、とりあえず「設定」開いて「地域と言語」を選択します。(余談ですが、バージョン11まではこの部分は「言語サポート」って名前でした)
これを開くと追加インストールのウインドウが出てきます。
実は最初にZorin OSをインストールしたとき、VirtualBoxのバージョンが古かったのが原因だったのか、このウインドウが出ませんでした。
ただ、そのあとにFireFoxをインストールしてから「地域と言語」を開いたら追加インストールのウインドウがちゃんと出てくるという謎な現象が発生したんですが、あまりにも謎なので追求したくないです。
ちなみに画像ではVirtualBoxのバージョンを最新の状態にしてからやっています。
とりあえず、入力はfcitxを使いたかったので、そのあたりを適当に選択。(※よく分からなかったので、一番上を選んでいるだけです)
fcitx自体はインストールされているみたいなんですが、コンフィング関連の追加インストールが必要らしいです。
これが完了すると、メニューの内容や画面右下の曜日表示もしっかり日本語になります。
これで日本語入力設定は終わり。
VirtualBoxが最新の状態じゃないと意外と変なことになるみたいなので気を付けた方がいいかもしれません。
ファイル共有(マウント)
これが本当に苦労しました…。
現在、動かしている環境が、ホストOSがWindows7で、VirtualBoxで動かしているゲストOSがZorin OS 12という構成なんですけど、最初で書いたように、VirtualBoxのバージョンが古かった所為でWindows7側で共有フォルダに設定したフォルダがZorin側からマウント出来なかったんですよ。
(参考:【 Virtual Box 】共有フォルダを介して、ホストOS(Windows 7) と ゲストOS(Debian/ MathLibre)でファイルやりとりするための設定)
Zorin OS 9を動かしていたときは↑の方法でWindows7側の共有フォルダをマウントして呼び出すことが出来ていたので、最初、Zorin OS 12では仕様か何かが変わったのかと思って散々調べまわる羽目になりました。
ちなみに、マウントしようとするとこういうエラーが出ていました。
/sbin/mount.vboxsf: mounting failed with the error: No such device
それで設定などを見ていたんですが、Zori OS 12で「共有」って設定があって、それ動かすとSambaの何かがインストールされたものだから、Sambaの設定か何かやらないといけないのかと思ってそのまま泥沼に嵌りました。
知識が無いので、このあたりの設定は未だにどうすれば良いのか全然分かっていません。
で、「もうやってられるか」ってなって、Zorin OS 12をアンインストールしてZorin OS 11を入れてみたんですが、こっちでも同じ憂いに遭った上に日本語入力の設定もままならなかったので、結局Zorin OS 12に戻ってきました。
その後、どうしようかなぁと思いながら調べていたら、↓こういう記事を見つけました
(参考:VirtualBoxの共有フォルダのマウントに失敗する)
この時点ではシンボリックリンクのエラーなのかと思ったんですが、リンクを修正しても変わらなかったので、あと考えられるのはGuestAddonsあたりのバージョンが古いことくらいかなぁと思って、ダメもとでVirualBoxを最新バージョンにアップデートしたところ、
無事にマウント成功しました。
というわけで、苦労しましたが、これでやっといろいろと出来そうなので活用していきたいなと思っています。
あと、まだインターフェースに慣れていない部分もあるんですけど、Zorin OS 12はZorin OS 9よりも使い勝手が良いような気がしました。