PCエンジンのCD-ROM2をパソコンで動かす話 その1

生存報告も兼ねて久々の更新。

今回もPCエンジンの話をちょっとやりたいと思いますので、まあ、適当に見てやって下さいませ。


少し前に初期のPCエンジンの話をちょとしたんですが、今回は後期のPCエンジンの話と、あとはちょっと実験的なことをやろうかなと思っています。


ひとまず、初期のPCエンジンはソフトがカード状のROM(HuCARD)だったわけなんですが、後期のPCエンジンってのは、CD-ROMユニットを搭載してCD媒体のソフトで遊ぶゲームに進化していたんですよ。(↓参考画像)


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このCD-ROMユニットが発売されたのが1988年の12月でして、スーパーファミコンが発売されたのが1990年の11月だったことを考えれば、時代を先行しまくったものだったように思います。(ちなみに、プレイステーションの発売は1994年の12月)

PCエンジンminiに収録されているときメモ天外魔境IIなどはそのCD-ROMのソフトですが、やはりCD媒体だけあって音声なんかがふんだんに収録されているのが凄いところなんですよね。

もっとも、この頃のCD-ROMユニットは非常にお高いものだったので、確か、CD-ROMユニット単体でも5万円くらいしたような記憶があります。

当然ながら当時の私はそこまでブルジョワじゃなかったので、CD-ROMには手を出さずにこの後発売されたスーパーファミコンに乗り換えたためCD-ROMのゲームの方は全然知らなかったりします。





さて、ここから本題。

私が持っているレトロフリークはPCエンジンのカードの方(HuCARD)は対応しているので、最近、HuCARDはちょくちょく集めていたんですけど、CD-ROMはレトロフリークは対応していないのでスルーしてました。

互換機なんかも存在しないので、CD-ROMを遊ぶには現存する実機を手に入れるしか遊ぶ方法がないかなと思っていたんですが、


そこでふと、「CD-ROMならパソコンにエミュレーター入れて動かせるのでは?」と思ったりしたわけで、ここからはその話になります。


とりあえず、最初に動かすゲームを入手。

PCエンジンminiには何故か2の方だけしか収録されていないという天外魔境の1の方を手に入れてきました。

PCエンジンのCD-ROMのソフトは一部を除けば割とお安く手に入るものが多いので有り難いものです。


ちょっと説明書を見ていたんですが、

広井王子さん若いw


音楽が坂本龍一さんだったのは知らなかったのでびっくりしました。





CD-ROMは手に入ったので、次はシステムの話。

エミュレーターOotakeというのを使おうかと思うんですが、ここで問題が。

PCエンジンのCD-ROMのシステムを動かすためには所謂BIOSが必要なんですが、OotakeはこのBIOSを搭載していないんです。

実機のPCエンジンのCD-ROMユニットにはシステムカードという制御用のカードがあるんですけど、これがBIOSの役割をするんです。

実物は↓これなんですけど。




要は、こいつからデータを抜き出してOotakeに突っ込むことができれば良いわけなんです。

そこで活躍するのがこれ。


まさかレトロフリークでシステムカードのデータを吸い出せるなんて思ってもみなかったので、知ったときはびっくりしましたよ。(※誤情報 : 実際に吸い出すことは出来なかったので注意)


システムカードには厚みがあるんですが、それもちょうど引っかからないようになっています。


こんな感じでちゃんとレトロフリークで認識します。


というわけで、吸出し完了。

念のために言っておきますが、レトロフリークにちょっと改造をしておかないと他から読み込めないので、そこだけ注意です。



ひとまず今日はここまで。

次はパソコン側でいろいろやりますが、時間の都合でそれは次回になります。





あとはおまけのにゃんこ画像を。

家に来る黒猫が最近物凄く甘えるようになってきました。

以前は遭えば威嚇するわ、撫でようとすれば全力で引っ掻こうとする凶暴な猫だったのに、ここまで変わるのかと驚愕しています。

にしても、猫がデレたときの可愛さというのは素晴らしいものがありますね。


前回写真が撮れなかったモフモフ大明神。


良い寝顔です。


こちらも良い寝姿。


ちょっと伸び。


くっつきすぎ。


狛猫。