デッド・オブ・ザ・ブレイン 1&2

今回もちょっとPCエンジンのソフトのお値段的なお話をしようかと思います。

前回、ミズバク大冒険が3万円くらいになっているとかそんな話をしたんですが、あれが地獄の二丁目あたりの話なら、今回は地獄の深淵くらいの話になります。


というわけで、今回の紹介内容はこちら。

先日オークションに出ていた「デッド・オブ・ザ・ブレイン 1&2」というゲームでございます。

確かPCエンジンで最後に発売されたソフトだったように記憶しておりますが、後期に発売されたソフトというのは往々にして発売本数が少なくて後にプレミア化するという絵に描いたような惨状ですね。


元々本数が少ないだけあってオークションに出てくることも年に2本くらいという感じなんですが、それだけに出てきたときはもう阿鼻叫喚の入札地獄で、見てのとおり12万円と、脳が破壊されそうなお値段になっております。



念のため書いておきますけど、このソフトはPCE Works版という海外製のコピー商品も出回っていますので、知識ない方は飛びついたりしないように。



それはそうと、このソフト、元々こんな値段だったわけじゃなくて、去年くらいまでは駿河屋でも5万円台で売っていたこともあったくらいだったんですよ。

以前も書いたんですが、ここ1~2年あたりでレトロゲーム関連がやたらと高騰したり在庫が無くなったりとしているらしく、特に今年に入ってからは更に異常な事態になっているのでオークションでも値段が今までの倍くらいになったりしているという感じです。

そのあたりは以前、海外の投資家が買占めているなんて噂がありましたが、どうやら投資家じゃなく海外の人が買占めているとかで値段上がったりしているんだとか。

togetter.com



現行で蒐集している人にとっては現在の状況は本当に地獄以外の何物でもないわけですが、その地獄の最下層が上で紹介したやつとかなので、コンプリート目指すなら避けては通れない鬼門です。

しかも、他のショップとかではまず販売されるようなことはありませんし、オークションでも年に2回出てくれば良い方という感じだから、今これを手に入れるのは相当難しいです。


実は、今年の4月の上旬に駿河屋に1回だけ入荷したんですが、12万円という値段にも関わらず2,3日くらいで売り切れたんですよね…。


そのときの画像なんですが、あまりにも珍しかったからキャプチャーして保存していました。

というか、そのときはまさか買う人いるとは思いませんでしたが。



尚、PCエンジンのソフトでこれが一番上かと言うとそうでもなくて、秋山仁の数学ミステリーという幻に近いソフトがあるにはあるんですが、これはもう例外中の例外みたいなものだから個人的には存在しないものとして見ていたりします。

実はこれは駿河屋に売っていたりするんですが、値段がこの有り様だからさすがに買う人もいないんじゃないかと…。


これさえ見なかったことにすれば現状でPCエンジンのプレミアソフトで10万円あたりのやつって5本くらいしかない筈だからプレステ界隈と比較したらまだマシな方じゃないかなと思うんですけどね。

まあ、PCエンジンに限らず、どの界隈でも蒐集というのは突き詰めると地獄だなと思う次第でした。