“文学少女”と月花を孕【だ】く水妖【ウンディーネ】

“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)

“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)

あらすじ

『悪い人にさらわれました。着替えと宿題を持って、今すぐ助けに来てください』――そんな遠子からのSOSで、夏休みを姫倉の別荘で“おやつ”を書いて過ごす羽目になった心葉。だが、そんな彼らに、八十年前起こった惨劇の影が忍び寄る。

感想

文学少女シリーズ第6弾。ストーリーは2巻の後の話で、番外編のような感じだそうです。

おかげで、俺のななせが出てきませんけどね。(涙

まあ安定して面白くはあるのですが、ただ今回の話は時間軸的には2巻の後の話であるわけですが、心葉くんがちょっと安定しすぎていて逆に違和感を覚えました。時点の心葉くんって、いつも美羽の影に苛まれていたようなイメージがあったので、なんだかその部分が殆ど無いのが物足りないというか、ちょっときになったり。あと、妙に遠子先輩を意識していたように感じたのもちょっと違和感があったかなぁと。(考えすぎかもしれませんが・・・。)

でも、伏線張り方やストーリー自体は相変わらず素晴らしかったです。幸せな物語を“想像”するのも非常に良かったなぁと。
それから、最後に衝撃の真実がw

総括

ちょっと名前が同じだった所為で混乱した部分もあったのですが楽しめました。次回作が非常に楽しみです。

適合度:★★★