嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 死の礎は生


あらすじ

バレンタインの季節。 街では、複数の動物殺害事件が発生していた。
マユがダイエットと称して体を刃物で削ぐ行為を阻止したその日。
僕は夜道で、死んだはずの×××と出会う。

とりあえず

ようやく読めたヤンデレシリーズ第3弾。
私が読書嫌いな人間だからなのかもしれませんが、微妙に読みづらいと思うのは気の所為でしょうか。言い回しがまどろっこしいのと、何よりページいっぱいに書かれている文字の多さにちょっと疲れるんですよね…。
まあ、それがこの小説の持ち味かもしれませんが。


感想

もうちょっと脇役が動いていたらもっと良かったのになぁとか、伏線が微妙だったりとか、いくつか気になる部分はあったものの、ストーリー自体は結構綺麗にまとまった感があって良かったという印象がありました。
特に、最後の方とか、みーくんの嘘の中に見え隠れしている本心の描写や、選択を迫られたあたりの話は個人的に良かったなぁと思いました。


それから、今回も登場キャラが随分と素敵でしたね。
×××がいるなんて思ってもいなかったのでかなり不意打ちでした。どうせなら長瀬も登場させて欲しかったんですがそれは高望みか。
しかし、×××の行動は常軌を逸している部分があるとはいえ、なんかまともなキャラに思えてしまった私は病んでいるんでしょうか…。(こたつのシーンとか和んでましたしw)



ところで、余談ですが、各章のタイトルが他の電撃文庫のタイトルをパロっていたり、本編で微妙にドクロちゃんとかのネタ使っていたりしたんですが、一体何があったんだw
「ぼくマユ」だけ元ネタ分かりませんでしたが…。


総括

雰囲気的に打ち切りのような気がするんですよね。(ちょうど3巻ですし)
話し広げるのもかなり難しそうな気がするんですが、どうなるんだろう。


適合度:★★+