不気味で素朴な囲われた世界


不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス)

不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス)

あらすじ

時計塔が修理されない上総園学園の2学期の音楽室。
そこから始まった病院坂迷路と串中弔士の関係。歪な均衡を保つ学園の奇人三人衆、串中小串、童野黒理、崖村牢弥。そして起こってしまった殺人事件。迷路と弔士による探偵ごっこの犯人捜しが始まり、崩れたバランスがさらに崩れていく……。

実は

本屋でたまたま見付けたんですが、発売していたの全然知らなかった・・・。

感想

前作の『きみとぼくの壊れた世界』が読み辛かった気がして、西尾維新の作品に苦手なイメージがあったんですが、この作品はそんなに読み辛くなかったから気のせいだったかもしれない。ろり先輩とかツボでしたしw

作中、よくミステリー小説を引き合いに出していますが、ミステリー小説読まない私としてはイマイチ雰囲気がイメージしづらいかなぁと。まあ、別にそれで面白さが損なわれるわけじゃないので関係ありませんが。
あれって、ミステリー小説に対する皮肉にも取れるんだけど、実際はどうなんだろう?


それはさておき、最後まで読んで思ったのは、「やられた」って感想w
トリックとかも特に考えず読んでて、「あー…」って思っていたら、最後でオイオイと。
一言で言うなら、「それが動機かよッ!」でしょうかw

あと、どうでもいいですが、イエスプリキュア5は不意打ちだったw

総括

予想外な真相が個人的には好きでしたし、あの方が登場したのも良かった。

適合度:★★★+