紫色のクオリア

紫色のクオリア (電撃文庫)

紫色のクオリア (電撃文庫)

あらすじ

 自分以外の人間が“ロボット”に見えるという紫色の瞳を持った中学生・毬井ゆかり。
 クラスでは天然系(?)少女としてマスコット的扱いを受けるゆかりだが、しかし彼女の周囲では、確かに奇妙な出来事が起こっている……ような?


感想

あとがきで作者が「全力を尽くした」と言っていたわけですが、


全力出しすぎだろ


あらすじだけ見ると、ちょっと不思議系の女の子が出てくる学園物かなぁと思って読んだんですが、飛躍しすぎてビックリした。(いろいろな意味で

これは実際に読んで話のスケールの大きさに驚くことを勧めたいです。


内容はSFで、量子学の話とか出てきてもう言葉遊びのような感じになってますが、それを分かりやすく纏めているので読みやすかったですね。
そして、その言葉遊びみたいな部分の設定が凄く面白いので好きな人には堪らない感じなんじゃないかと思いました。
ちなみに私はSFは全く読まない人ですが、それでもとても面白く感じました。


とにかく話が凄い方向に展開されるし、最後の伏線回収も綺麗で良かったです。


総括

加則君のドリルが見れなかったのが唯一の心残り。(ぇ


適合度:★★★+