末代まで! ＬＡＰ１ うらめしやガールズ

末代まで! LAP1 うらめしやガールズ (角川スニーカー文庫)

あらすじ

入ったばかりの高校で、本当の《幽霊部員》が見えてしまった俺は、その幽霊に末代まで祟られるハメに――。超スピードの《老婆走》、パートナーは幽霊少女、気持ちが合わなくてはレースには勝てない!?

感想

学園小説大賞〈大賞〉受賞作ってことで読んでみましたが、うーん…。
大賞ってことでちょっと色眼鏡で見てしまっているのかもしれないんですが、斬新な部分が個人的にイマイチだったんですよね。
主人公の名前出さないのも、同レーベルの有名作品の二番煎じにしか思えなくてちょっと残念な気がしました。（もし理由があるんだったら評価しますが。）

そして、物凄く気になったのが、ナヨレンやらババアレースやらキーワード出しておいて後から説明するやり方を多様していてちょっと苛々したことです。特に、ナヨレンなんてあんなに後の方まで引っ張らなくてもよかったと思うんですが…。

それから、ヒロインの性格がちょっととラノベのテンプレから外れたような感じだったのは好みが分かれそうな感じかなぁ。
ヒロインのお岩さんも後半までスポットが当たらないのがちょっと勿体無い。
あと、女の子に「うんこ」とか「くそ」とか言わせないでくれと思った。（苦笑

まあ、いろいろと不安要素があっても読み終わってみると清々しい気分になって、これはこれでありかと思えました。
設定の発想も面白いですし、大賞受賞するだけに文章も読みやすくて良かったです。

ただ、２巻以降も出るのであればこの設定で続けていくのはちょっと厳しいんじゃないかという気がするので、そこをどうするのかが気になりますね。

総括

マジカルリサたんハァハァ（ぇ


適合度：★★＋＋