嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん5



あらすじ

閉じこめられた(継続中)。 まだ僕は、まーちゃんを取り戻してはいない。
外界と完全遮断した密閉屋敷では、家族を殺人犯として疑い合う異常な環境が生み出されていた。
もちろん、その最有力候補は、家族ですらない部外者の僕である。 わはは。
……さて、それはさておき。 依然としてこの屋敷に助けは来訪していない。
無力すぎる脱出への工作も終わり、食糧も底をつき、大江一族の疑心と嫌悪が頂点に達した時……
ついに伏見の姿まで消えた。


とりあえず

今回の感想には多少ネタバレが含まれております。ご注意を。



感想

ゆずゆず可愛いよゆずゆ(落ち着け

とりあえず後編です。
いやまあ、いつもどおりの壊れた感じの話なんですが、そこで伏見の正常さと健気さが読んでいて凄く清涼感を与えますね。端的に言うなら、惚れる。(マテ

それから、小説の半分過ぎたあたりで事件の真相とかが明らかになって、「あれ? 後半どうなるの?」って思ったわけなんですが、そこからの数日間の描写が淡々としていながら結構怖かった。


そういえば、この小説って実はミステリーパロディがいろいろと入っているってことを最近知ったのですが、生憎とミステリー(もしくは普通の小説)読まないのでさっぱり分からない…。
分かったのといっても、「扉の外には、ツァラトゥストラへの階段が続いたいた」ぐらいですよ。(電撃文庫だけど
あと、「U.N.オーエン」とか「そして誰もいなくなるのか」ってあるけど、元ネタは東方じゃなくてアガサ・クリスティなのか。一瞬、なんで東方ネタ?と思ってしまった。


気になったこと

あまり細かいことにツッコミ入れるのも無粋な気がしますが、とりあえずメモ程度に。

・人間ってあんなに長い間食べなくても大丈夫なんだっけ?
・骨があるから、痩せても抜けるのって難しくないかなぁ


総括

実は、読みやすくなってきた(慣れた?)気がする。
今回生き残った人が今後また登場するならちょっと面白くなりそうなんだけど、そのたり気になるなぁ。
適合度:★★++