応用情報技術者試験、合否発表


えー、本日の更新は普段このブログを見て下さっている方には全く関係のない私事な内容なので非常に恐縮なんですが、他に書く場所も無いのでここで書かせてもらうことにします。

尚、応用情報技術者試験の勉強方法や使った参考書などの情報も書きますので、万が一、興味ある方がいましたら参考にしていただければ幸いです。



さて、本日、応用情報技術者試験の合否発表があったわけですが、


一発合格しました


正直なところ、過去に基本情報技術者試験を6回も落としたという実績があるので「合格は無理なんじゃないかなぁ」と思っていたりしたんですが、本当によく合格できたと思います。

しかも、1月に胃の調子が物凄く悪くなって2ヶ月くらいまともに食事できなかったり、GITADORAの新作が2月から稼動していたのでプレイと勉強の両立が本当に大変だったりと、我ながらよく挫折しなかったと思いますよ。

というわけで、勉強のこととか試験のときの作戦(笑)とか書いてみたいと思います。



所持資格や受験経験など

上記のとおり、応用情報は今回初めて受けました。


一応、受けるに当たって↓の資格は既に取得していました。


それ以外では、システム監査技術者とネットワークスペシャリストの受験経験はありますが、システム監査は午後2で、ネットワークは午後1でそれぞれ落とされて合格はしていませんでした。

あらかじめ持っていた知識(資格や経験)などはこのくらいでしたね。


勉強期間、勉強時間など

勉強自体は1月始めからやっていたので、期間としては3ヶ月半くらいですかね。

1日の勉強時間は普段は1時間前後くらいで、時間があるときは2時間くらいやるときもありました。

ただ、忙しいときもあったので、酷いときは30分くらいとかというのも結構ありましたね。

それでも毎日勉強はしました。


あと、模試などは受けずに全て独学で勉強しました。(通信講座などもやっていない)



勉強方法

最初に教本(後述)を徹底的に読み込んで知識を頭に叩き込みました。

基本的には内容の理解に重点を置きますが、午前試験対策として最低限過去問に出された単語は把握しておきました。

私の場合は特に前日の復習をメインに勉強してとにかく覚えた内容を忘れないことに注力したので、勉強の進捗は1日5ページとかそんな感じでかなり遅かったです。(勉強時間の半分くらいを復習に使うこともありました)

ただ、セキュリティやネットワークなど既に知っている分野もそれなりにあったのでそのあたりは流し読みでした。

そして、勉強している分野の区切りごとに教本の要所要所に載っている過去問や、別の問題集を解いてみて理解度を確かめたりしたといった感じです。



教本読み終わったあとは午後試験の過去問を解いていました。

本当はこれを1ヶ月くらいやりたかったんですが、予想以上に教本を読み終わるのが遅れたので、午後試験対策は1週間くらいしか出来ませんでしたね。

もっとも、高度区分の試験経験があるため記述試験の解き方のノウハウなどは持っていたので、そこまで記述試験対策は困りませんでした。

ただ、勉強時間が取れなかったので、仕方なくどの問題を選択するかを既に決めておいてその分野だけ徹底して解いて勉強するということをやりました。



使用した教本や問題集

メインで使ったのはこの教本です。

徹底攻略 応用情報技術者教科書 平成25年度 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略 Tettei Kouryak)

徹底攻略 応用情報技術者教科書 平成25年度 (ITプロ/ITエンジニアのための徹底攻略 Tettei Kouryak)


これはかなり良かったですね。
特に経営戦略や情報戦略の部分は過去問をベースにかなり多くの部分を網羅しているので、最初から経営戦略を選択しようと思っていた自分にはありがたかったです。

他の部分もそれなりに網羅されていることと、要所ごとに問題が載っているのでとても勉強しやすい教本だったと思います。

ただ、注意して欲しいのは、良かったと言っても他の教本よりマシという程度だということです。

少なくとも、ゼロから勉強する人がこの教本だけで合格できるかと言われたら、もちろん無理だと思います。

特に、テクノロジ系の部分なんかは大雑把すぎて基本情報の知識しかない人ですら読んでもあまり理解できないんじゃないかと思ったりしました。


ただし、1つの教本だけで合格に足りないというのはある程度どの教本にも言えることですし、定番教本と言われている技術評論社の「合格教本」と比べると、この「徹底攻略」の教本はずっと良い方だと個人的には思います。

技術評論社の合格教本は内容が薄すぎるので応用情報技術者試験の受験経験がある人が内容を確認する意味で使うなら良いんですが、初めて受験する人にはちょっと説明不足な教本なんですよ。

あと、もう一つ言わせて貰うなら、日本経済新聞出版社が出している教本は内容が薄い上に非常に回りくどい書き方をしているので、読んでも疲れるだけなので買うべきではないです。




それから、知識を補完する意味でもう1冊購入したのがこちら。

3週間完全マスター 応用情報技術者 2013年版

3週間完全マスター 応用情報技術者 2013年版


これは知識を習得する意味ではあまり良くなかったですね。
特に経営戦略や情報戦略の分野なんて殆ど触れていませんでしたし、他も「徹底攻略」の教本に比べると説明していない部分が多かったです。

ただ、この教本は後半に過去の午後問題からピックアップした問題とその解き方や解説が重宝しました。
まあ、アイテックの「重点対策」を買うとあまり意味がなくなりますが、そこそこ役には立った感じです。



あと、問題集はこれを購入しました。

かんたん合格  応用情報技術者 過去問題集 平成25年度秋期 (Tettei Kouryaku JOHO SHORI)

かんたん合格 応用情報技術者 過去問題集 平成25年度秋期 (Tettei Kouryaku JOHO SHORI)


「重点対策」は「パーフェクトラーニング」と被る部分もあるんですが、「パーフェクトラーニング」に収録されていない問題もあるのでそのために買いました。

それと、問題の解説がよく分からなかったとき用の予備の解説としても使いました。

とりあえず、買って使ったのはこの4冊です。



教本での勉強の仕方

勉強方法と被る部分もありますが、とにかく教本を読み込みました。
尚、私はノートなどは作ったりしません。
よく、「1回書くのは10回読む分くらい覚える」って言われたりしますが、私としては1回書くより断続的に10回読んだ方が記憶に残るし、これ以上読むものを増やしたくなかったので。


あと、教本を読むときに、理解が不安だったり忘れそうだと感じた部分は、付箋を貼って後日読み直します。
それでも覚えれなかった場合は付箋の色を変えたりして、読み返す頻度を増やしたりします。
これを繰り返すとだいたい忘れなくなりますね。


問題集の場合は、問題文で設問を解くヒントになる部分に線を引いたりしています。

それから、午前の選択問題は消去法で選ぶようにすると間違いの選択肢の内容の確認にもなるのでお勧めです。



午後問題の過去問を解く意味

よく、「過去問と同じ問題は出ないから、過去問を解く意味は無いんじゃないか?」という疑問を見かけるんですが、それは違います。

過去問を解いて勉強することの意味は、問題文からヒントを見つける練習をすることなんです。

そしてなにより、あの独特で分かり辛い問題文の言い回しなどに慣れることですね。

なにしろ、記述試験って専門分野の問題じゃなくて、国語の問題ですから(笑)



…これは高度区分の試験受けてみると嫌というほど実感します。

今回の試験で何かと騒がれた問1の壁レシピだってまだヒントが露骨だからマシな方だと思うんですけど、これが高度区分の記述だともっとえげつないことになるので、ヒントを探す練習って大切だと思います。



試験受けたときの戦略

戦略なんて大したもんじゃないんですが、午後試験は勉強の時間の関係上、最初から決め撃ちするつもりでした。

プログラムはとっくの昔に忘れててやりたくなかったため、経営戦略と情報戦略をダメ元でゼロから勉強して選択しました。

正直なところ、平成22年春季みたいな問題が出題されたら諦めるつもりだったんですが、壁レシピはまだ許容範囲でしたね。


あとは、高度区分で受験経験のあるセキュリティ、ネットワーク、システム監査を選択肢に入れて、残り1つはあまり難しくなさそうなITサービスマネジメントを選択する予定でした。

ただ、私の合格結果を見てもらうと、ITサービスではなくシステムアーキテクチャを選んでいるわけですが、実は試験当時、5問回答が終わった時点で残り時間が10分程度しか残っていませんでした。

それで、ITサービスの問題は記述しかなかったのに対して、システムアーキテクチャは記号で答える問題があったので、ダメ元でそっちを選んでそこだけ回答した次第です。



ちなみに、私は読み書きが非常に遅いため時間内に全ての問題を解くのは無理だと最初から想定していたので、最初の5問をしっかりやって、ほぼ6問目は切り捨てるつもりでいました。

結果論から言えば悪くは無かったですが、簡単だと思った情報戦略が凡ミスの連発で殆ど点数取れなかったし、システム監査もイマイチだったので、ダメ元でやったシステムアーキテクチャの序盤がちょっと当たっていなかったら本当にダメだったので、危険な賭けだったと思います。




あとがき

というわけで、書いていたら蛇足が増えて取りとめが無いものになってしまいました。

気が向けば、試験のときに自分が書いた解答と感想なんかも追加で書きたいところですが、とりあえずこんなところにしておきます。

何はともあれ、合格できて本当に良かったです。