ラプンツェルの翼〈3〉



あらすじ

 「私は本当の場所を探すことにする──」
 《プログラム》を勝ち残り天使となることを許された奈々。ある日、遼一たちは同好会の合宿で奈々の研修先「ユーロランド」を訪れるが、何故か遼一は奈々と会うことに消極的な態度を示す。お互いを想うが故に空回りする奈々と遼一。しかし、そんな二人をよそに“天使たちの楽園”で突如クーデターが起こってしまう。奪われた“姫”を救うため、アトラクションに用意された《ゲーム》に挑む遼一たち。三人一組でのチーム戦という制約の中、二人が組むことになった相手とは……?



とりあえず

ネタバレ注意



感想

このシリーズはキャラが良いですよね。
今回のキサラギツンデレっぽさも非常に良かったです。
まあジェシカが一番だけどな。(ぇ



で、いつものようにゲームですが、観覧車のチェストは面白かった。
最初、考えながら読んでいたつもりだったのに「あれ?」ってなって、答え分かったとき「すげぇ!」と思ってしまいましたよ。
頭が固いのでああいうのは全然気が付きませんね…。

あと、確率の話は有名なので聞いたことはあるんですが、いまいち理解は出来ない…。



しかし今回一番怖かったのは、人間を守ると言いつつも実際は利用しているだけの天使側の行動でしょうか。
特に、リサの「全て順調です」という言葉は話が進むにしたがって怖くなってきました。
ホント、作者はこういう表現が上手いですよね。



そして一番驚いたことは、3巻で打ち切りにならなかったことです
今まで3巻で全て打ち切りになっていたので、これは本当に嬉しいですよ。


総括


4巻が非常に楽しみ

適合度:★★★