第十一回、GF5th&dm4th&KM3rd

見所

  • マルチセッション
  • 100秒
  • 新聞紙ボーカル
  • dm専用曲がGFに収録
  • 難易度選択方法変更

マルチセッション

やっぱりこのときの目玉といえばこれでしょう。

今までのセッションがドラムとギターだけでしたが、このときはキーボードマニアも加わり、3台で最大5人同時のセッションが可能でした。

キーボードマニアに収録されている曲が少なかったこともあり、マルチセッション対象曲は11曲くらいしかなかったんですが、3台同時のセッションというのは当時は本当に圧巻でしたし、何よりも楽しかったですね。


ただ、残念なことにキーボードマニアは3rdで開発終了してしまったため、マルチセッションができたのはこのバージョンだけだったのが本当に勿体無かったです…。

(参考↓)




EXTRA STAGE

この当時のギタドラのエクストラはCLASSIC PARTY 3でした。

ドラムはそれほど難しいわけではないですが、ギターは赤Gがレベル98相当ですから、あの当時に赤Gでアンコール到達した人がどれくらいいたのか非常に気になるところです。(アンコール到達条件はS判定以上取得)


ちなみに、キーマニにはエクストラやアンコールステージはありませんでした。クラパ3と100秒は時限解禁の隠し曲だったんですが、当時の筐体はネットワークに繋がっていなかったので、解禁の方法は解禁日にコナミからコマンドが書かれたFAXが各ゲーセンに届いて、店員がそれを入力して解禁させるという方式だった筈です。

解禁後はマルチセッション限定で通常曲として選択できたので、ドラムやギターの人はマルチセッションを重宝したかもしれないです。


ENCORE STAGE

佐々木博史の名を知らしめることになった名曲、The Least 100secはこのときのアンコールでした。

デイドリの不人気っぷりとは正反対に当時から絶大な人気を誇っていて、その後のギタドラのアンコールにおいて佐々木曲の地位を不動のものにしました。


ちなみに、アンコールの到達条件はエクストラでS判定以上取得ですが、この当時もまだアンコール到達時にオプションでパートや難易度の変更を出来ない仕様だったため、赤Gでの到達は本当に至難の業だったと思います。(クラパ3から赤Bで到達すると赤Gに変更できないから)

このときも解禁というシステムは存在しなかったので、実際に赤G単独でプレイできた人はどれくらいいたかは本当に気になるところです。(尚、キーボードマニアとのセッションの場合は通常選択が可能でした)




新聞紙ボーカル

GF4th&dm3rd のときにクリップで募集したボーカルにより、NEWSPAPERは、NEWSPAPER(Vocal ver.)に変更になりました。

あと、ドラムの譜面はそのままだったものの、ギター側の譜面は変更になり難易度がかなり高くなりました…。



難度値が99段階に変更

今までの難易度表記は☆の数で1〜10までの10段階表記でしたが、このシリーズからギター・ドラム共に1〜99までの99段階の数字表記に変更になりました。

当然、デイドリ赤Dは99でした。


GUITARFREAKSのシステム的な変更

実は、4thまではプレイ時の判定が、Cool、Good、Miss の3つだけでした。

それが、現在と同じPERFECT、GREAT、GOOD、POOR、MISS の5段階に変更。


また、PERFECTとGREATの合計数が95%以上でS判定でしたが、当時は小数点以下の計算を切り捨てていたような記憶があるので、正確に95%でなくてもS判定が出たような気がします。


それから、このシリーズから選曲画面で難易度の変更(BASIC、ADVANCED、EXTREME)が可能になり、Gボタンを押したままP×2で変更できました。



drummaniaのシステム的な話

このシリーズからAUTO BASSモードが搭載されました。


それから、このシリーズにおいてはゲージが全くと言って良いほど減らなかった記憶があります。

店舗側がEASY設定にしていたわけではないと思うんですが、現行筐体のEASY設定並みにゲージが減らなかったです。

どのくらい凄かったかと言うと、当時の私はクラパ3黄DでギリギリS出せるかどうかというくらいの実力でしたが、それでオートバス付けたデイドリ赤Dをシンバルだけ叩いていてクリア出来たくらいでした。

これについては、設定の確認をしていないのでちょっと曖昧です。

ただ、このときの新曲はFIRE IN THE DARK や THREE WORMS や VOIDDD などかなりテクニカルな曲があったので、この設定はある意味ありだったなどと思っていたりもします。




dm専用曲がGFに収録

dm2ndでドラム専用曲だった、春〜SPRING〜、SUNNY DAY SUNDAY、バンビーナの3曲がギター譜面を追加して新規収録されました。

ギター専用曲にドラム譜面が追加されて収録されるケースはいくつかありますが、ドラム専用曲にギター譜面が追加されたのは後にも先にもこのときだけです。


何故こんなことがあったのかというと、上記の3曲のギター譜面は家庭用GF3rd&dm2ndのオリジナル要素として追加されていたものだったのですが、それがアーケードの方にも追加されたという流れでした。

ただ、その3曲のギター譜面は、家庭用GF3rd&dm2ndの唯一のオリジナル要素だったので、それなりに不満もあったとかなかったとか…。



KEYBOARDMANIA 3rdMIX

KEYBOARDMANIAシリーズ最後となってしまった作品。
マルチセッションの対応や前作で高難易度化の原因になった空打ちミスの廃止など非常に良い改良をしたため、これからという気がしていただけに非常に残念な結果となってしまいました。


実際、4thの開発を望む声はかなりあったようで署名活動なども何度か行われたようなのですが、ギタドラの家庭用続編共々無かったことにされました。
この件でコナミを嫌いになったユーザーも結構いた印象がありますね。


Carezza

久保田修氏がキーマニ用に作曲した曲で、他のキーマニの曲は音階的には2オクターブに収まっていないのに対して、この曲は完全に24鍵で演奏できるように作られているのが最大の特徴。

動画を見てもらえば分かると思いますが、これだけの音を24鍵に収めてしっかり曲にしたのは本当に凄いと思います。


余談ですが、ピアノ経験者にとっては結構簡単なんだとか…。



桜井さん、コナミを退職

「DEPEND ON ME」や「COSMIC COWGIRL」などの曲を作った桜井敏郎さんがコナミを退職したのは確かこのシリーズの後だったと思います。







あとがき

2週間ほど更新を空けてしまいましたが、久しぶりに更新しました。

まとめて書いたらとにかく量が多くなりましたね…。

かなり端折ったりしてますが、それでも3機種分ですからかなり多くなってしまったので、ギタドラの家庭用の騒動などまでは触れられませんでした。

まあ、憶測が多い話ですし、あれは書かなくても良いかな…。



とりあえず、更新できて良かったです。

マルチセッションは本当に斬新でした。

それだけにキーマニの終了は残念で仕方が無かったです。